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手づくり台車路地で大活躍

 集積所方式では、親車と呼ばれる、いわゆる清掃車や小型車が通行できる道路に面して集積所が設置されていますが、各戸収集では、小型車が入れない、人一人がようやく通れるような狭い路地でも、出されたゴミを集めなければなりません。
そこで、考えたのが台車による作業です。
 市販の台車も使用していますが、作業効率を高め、職員の負担を軽減するため、少しでも軽くと、職員手づくりの台車が活躍しています。
合板にキャスターを取り付け、その上に、ゴミを入れるプラスチック製のボックスを三個載せ、路地の手前から空のボックスを置いていき、奥から満杯となったボックスを手づくり台車に載せ、車のある場所まで運んできます。
 取材現場では、市販の台車による作業でしたが、職員が働きやすくするため、いろいろなアイデアを出しながら頑張っています。

皆で開発した手作り台車

狭い路地は台車で

委託攻撃には住民を味方に

 民間委託が進んでいる中、清掃事業についても、民間への委託化が大きな流れとなってきています。現場では、直接住民と接することで、住民が行政に何を求め、また、どのような不満があるかを肌で感じることができます。
 区民から区長に感謝やお礼の電話もあるそうです。
 しかし、利益追求が優先する民間では、現在のようなきめ細かな住民対応やサービス提供はできません。
 金子書記長から、民間委託の攻撃には、民間ではできない、管内の地理を熟知した職員だからこそできる、親切・丁寧そして確実なサービスを住民に提供することで、住民を味方に付け、住民と一体となった運動を展開していくことが大切であり、引き続き、区民はもとより、議会や区当局に清掃事業の直営の重要性を強く訴えていくとの決意が述べられました。
 12時過ぎ、午前の仕事を終え昼食に戻ってきた職員は、頭からバケツで水をかけたように、作業着が汗で変色していました。

 
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