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健康 メンタルヘルス講座(5) うつを知ってうつを防ぐ

うつ病ってどんな病気?
うつ病の症状と自律神経失調症

 前回のメンタルヘルス講座では、うつ病になってしまった時に患者さんが抱く気分についてご説明しました。今回はもう少し詳しく、うつ病の症状について取り上げてみます。
 実際に私たち精神科医が病院で診断をする際には、血液検査やレントゲン写真では診断することができない病気が大半を占めるため、共通の診断基準を用います。その診断基準は、(1)抑うつ気分、(2)喜びや興味の喪失、(3)食欲の増進(または減退)、(4)不眠(または過眠)、(5)不安や焦り、(6)疲れやすさ、(7)自分を責める気持ち、(8)集中力の低下、(9)死にたい気持ちの9項目のうち、(1)か(2)のどちらかを含む5項目以上が患者さんの症状にあてはまる場合、うつ病と診断すると定めています。つまり、この(1)〜(9)の症状がうつ病のメインの症状となります。
 しかしながら、実際に前記のような症状が揃うのは、うつ病がある程度進行した場合です。我々が医療現場でうつ病になりかけている患者さんとしてよく目にするのが、頭痛、耳鳴り、肩こり、動悸や火照りといったいわゆる“自律神経失調症”の患者さんです。身体的な不調感が漫然と持続し、検査をしても特に異常が見つからないものを医師は自律神経失調症と診断します。日本人は検査をしても原因が分からないと言われると強い不安を抱くそうです。そこで便宜的に用いられるようになったのが“自律神経失調症”という世界中で日本にしかない病名なのです。
 もちろん自律神経のバランスが乱れる疾患は多くあります。更年期障害や糖尿病、貧血などの身体疾患も原因としてあげられます。しかしながら近年増加が著しいのは、うつ病や不安障害といったストレス性の精神疾患が背景にある自律神経失調症なのです。このような場合、うつ病の治療薬を飲むことで、症状がすっきり取れる場合も多くあります。
 つまり、自律神経失調症と診断された場合、それで安心するのではなく、もう一度きちんとした診断を受けるための出発点であると考えるべきでしょう。

(産業医の立場から  筑波大学吉野 聡)


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