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都労連結成70周年記念学習会
「非正規問題」と労働組合の役割
4月27日に、都労連結成70周年記念学習会が開催されました。
学習会の冒頭、武藤都労連委員長の開催あいさつと全労協の中岡事務局長の連帯あいさつがありました。
続いて『「非正規問題」と労働組合の役割』」について元連合総研副所長の龍井葉二氏が講演しました。
講演では、非正規雇用が、かつてはなぜ問題にならなかったのかについて、日本社会の雇用と扶養、社会保障のシステムなどから解明されました。また、1980年代まで非正規雇用の問題は、福祉・女性問題として取り上げられていたことが紹介されました。
それが、1990年代後半から、日本社会における政策と経営の変化で、正社員の賃金低下と正規労働者から非正規労働者への代替が進むことによって、生計を担う非正規労働者が多く生じてきた事が指摘されました。また、国家と市場を結ぶ企業、家族、地域などの中間的な社会基盤が液状化して、既存の雇用・扶養のシステムに限界が生じていることも明らかにされました。
こうした状況の下で非正規問題の解決をしていくには、雇用・扶養システムの立て直しと春闘メカニズムの立て直し、最低賃金闘争の立て直し、中間的な社会基盤の立て直しが必要だということが提起されました。
また、労働組合がこれらの課題に応えていくために、労働者の居場所としての役割、公益の担い手としての役割、中間的な社会基盤の担い手としての役割を果たすことが求められていることが指摘されました。
最後に、和田都労連副委員長から、記念学習会を力に、都労連運動を前進させていくことが提起され、全体で確認されました。
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