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伊ヶ谷地区海上より見る三宅島
伊ヶ谷地区海上より見る三宅島 撮影2003年4月10日三宅支庁提供
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都庁職新聞
 

職場はいま 各支部リレー〈8〉

青春をしている生徒の間近で働く
都立小金井北高校
都立学校支部


 都立の学校は、盲・ろう・特別支援学校、高校で約240校あります。また、区市町村の小中学校にも都の事務職が働いています。
 職種も、事務・用務・栄養士・司書・看護師と様々で、児童・生徒の成長を教員とともに支えています。
 多摩地区の都立小金井北高校は、都立校の中でも人気です。全日制単独校で3学年合計18クラス、教員からの人気も高いようです。
 教員以外の職員は、事務4名、用務2名、司書1名で、行政系職員と呼ばれています。支部組合員は用務の2名です。民間委託化が進行中ですが、本校は司書・用務とも正規職員です。委託化された学校から異動してきた教員に「やはり正規の職員がいてくれると本当にありがたい」と喜ばれることもあります。

 

プレハブ校舎での学校生活

 

昨年9月から大規模回収

 小金井北高校は、創立34年、校舎老朽化やバリアフリー化等の必要性もあり、校舎の大規模改修工事が昨年度から始まりました。校庭に建設したプレハブ2棟建ての仮設校舎で、今年度末まで生活します。そのため、生徒は本来の活動が相当制限されています。体育館もプールも運動場も使えず、体育の授業や体育系部活動は、近所の大学や公共施設を借りて行います。
 今の時期、プレハブ校舎は気温が上がり、1階と3階では体感温度が10度違います。また、大雨や大雪の際、雨漏りで廊下や職員室が水浸しになりますが、事務の施設担当職員と用務の3人で応急処置です。壁や天井の石膏ボードを何枚も外して雨漏りの追跡をしたり、充填材を使用したりします。業者に修理依頼をするのは殆どの場合、応急処置をしてからです。
 壁面や天井の石膏ボードのひび割れや穴、吹奏楽部の譜面台、演劇部の照明器具の故障や不調の多くは用務職員が修理。研修等で教わったことや経験が生きる腕の見せ所です。
 6月以降エアコンの使用が始まって、体育や家庭科、芸術の授業等で、生徒が教室を空けた際、エアコンの切り忘れがないかを巡回するのも行政系職員です。

 

学校生活の応援を正規職員で

プレハブの仮設校舎

 本校には硬式野球部がなく、改修中は体育館もプールもなく、校内マラソン大会もないので、体育が苦手な生徒(?)にはありがたい学校ですが、学校から5分の飛び地にある通称第2グラウンドには、ちょっと贅沢なオムニの人工芝テニスコートが6面あります。校舎の改修終了後には、こちらも全面改修予定。ここには、桜などの樹木やコート周辺の植込があり、剪定や除草作業が欠かせません。除草は、全て終わらせるにはエンジン刈払機を使用しても5日かかります。
 学校の主役はあくまで生徒で、生徒の教育や指導の中心は教師です。行政系職員は表には出ません。しかし、日常生活はもちろん、三大行事の合唱コンクール、体育大会、文化祭にも様々な形でかかわっています。
 青春している生徒達を間近に感じながら働くことは、とても楽しいです。生徒達の学校生活の応援を正規職員という形で、65歳まで続けたいし、そのための組合であり、仲間です。

 

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