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伊ヶ谷地区海上より見る三宅島
伊ヶ谷地区海上より見る三宅島 撮影2003年4月10日三宅支庁提供
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都庁職新聞
 

職場はいま 各支部リレー〈7〉

食肉処理の現場と一体で支える 食肉市場設備課の現業職場を守る苦労
中央市場支部


 安全・安心の生鮮食料品を安定的に都民に提供するための流通拠点として、都内各市場を設置している中央卸売市場は現場第一の職場です。中でも食肉市場は牛・豚の食肉処理を都職員が担っている現場中心の職場です。
 今回は、日々の食肉処理を保障するためにそれと一体となってがんばっている設備課の現業三職場を紹介します。

 

病原菌防止の湯供給と設備維持

 

ボイラー職場。湯800t供給

 BSEやO‐157といった病原菌が肉に付着して汚染することを防ぐために、食肉処理の作業でナイフを使用するたびに熱湯で消毒することが不可欠です。ナイフ消毒や手洗いなどに使用する日量800tのお湯を使用するため、早番にて対応しています。
 また、食肉処理のラインで無数に組み込まれた水やお湯の配管が破損した際に修理などの緊急対応も行っています。

 

食肉生産ラインの特殊機械保全

 食肉処理の生産ラインは、ずいぶん前から機械化されていますが、精巧な特殊機械ですから機械的電気的なトラブルが毎日のように発生します。機械が部分的にせよ故障すればライン全体がストップしてしまいます。
 工作の職場は、これら複雑な特殊機械を日常的に点検することによって故障が起きないように目を光らせています。作業中に生じた不具合をその日のうちに点検して問題点を洗い出し、修理修繕をすることによって食肉処理の生産ラインの稼動を保障しています。

 

汚水を規制値以下に処理する

 

水処理センター

 食肉処理にともない一日4000t以上の排水が発生します。排水には肉片、血、皮、毛、油脂分など動物系の有機分が含まれています。
 水処理センターは、この汚水を微生物により規制値以下に処理します。
 水処理センターは再整備以来十五年が経過し、設備・施設の老朽化が始まろうとしていますが、職員の経験と実績で汚水を処理しています。
 設備課現業の三職場は食肉処理の生産現場と一体となって生産ラインを保障し食肉市場を支えています。
 しかし現業職場の退職不補充をはじめとして都当局は現業職場を廃止する攻撃をかけています。
 三職場は欠員補充の要求など職場を守るために支部・分会・現評の一員として苦労して組合活動にも取り組んでいます。
 TPP交渉で豚肉の差額関税の撤廃要求が出され食肉市場は厳しい課題に直面していますが、設備現業三職場は食肉市場を直営で守るために奮闘しています。

 

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