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こんな職場、こんな仕事(第70回)
社会教育はどこへ行く
教育庁支部 多摩社会教育会館
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岡部副支部長(左)と三多摩分会の小松さん |
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多摩教育センターの一画にある社会教育会館 |
梅雨の合間に西国立にある多摩社会教育会館を訪ねました。教育庁支部の副支部長で三多摩分会の分会長の岡部さんと社会教育会館の小松さんにお話をうかがいました。
社会教育会館は本来、地域の社会教育を支援する施設として、文字通り設置されているものです。ところが、人が減らされた結果、社会教育とは名ばかりの施設になっていることが明らかになりました。
定数ゼロが続き実人員も削減
2005年、都の人員計画のなかで定数ゼロが打ち出されました。代わりに再雇用職員が配置され、06〜07年は10名でしたが、08年には8名に減らされました。都の再雇用制度見直しのなかで、教員出身者に対して都側は「学校へ戻るか辞めるか」という攻撃をかけ、結局ほとんどの再雇用職員が職場を去ることになりました。
そして2010年からは、小松さんただ1人が再雇用職員として残り、不足する人員は業務委託で埋めることになってしまったのです。 |