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伊ヶ谷地区海上より見る三宅島
伊ヶ谷地区海上より見る三宅島 撮影2003年4月10日三宅支庁提供
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都庁職新聞
 

こんな職場、こんな仕事(第67回)

換地・減歩・保留地って何!?

                       都市整備環境支部 第二区画整理事務所

左より会長の岡田さんと前分会長の堀田さん
左より会長の岡田さんと前分会長の堀田さん
都営住宅と合築型の事務所
都営住宅と合築型の事務所
狭いスペースを工夫、空調きかず扇風機で
狭いスペースを工夫、空調きかず扇風機で
 東京の桜が一斉に開花し始めた4月2日、年度初めの大変忙しい時期におじゃましたのは、都市整備局第二区画整理事務所です。
 乗降客による乗換・混雑で有名な北千住駅東口から徒歩8分、東京電気大学新キャンパス工事現場を抜けた閑静な住宅街にある都営住宅の1〜2階部分が建設局第六建設事務所、3階が第二区画整理事務所で、元々、区画整理事業は建設局でしたが、「平成16年」に都市整備局の所属となりました。
 お話を伺ったのは、分会長の岡田さんと前分会長の堀田さんです。

狭さと老朽化

 2〜4名配属の地区事務所を合わせ約100人の職員がおり、職種は事務・土木・建築・電気職種で構成されています。
 多くの事業所と同様にここでも、狭さと老朽化が問題で、組織再編で第三区画整理事務所と統合したこともあり、会議室を事務室に転用してもスペースは足りず、1階の駐車場部分は会議室に転用、職員の休憩室も十分に確保できません。
 古い建物のために、空調が一体型で3階の調整が悪く、安全衛生委員会で産業医からも指摘される始末で、どうにか改善を実現しました。

 


人間関係の機微が大切

 

無秩序な市街化の防止是正

隅切がはいり、家を建てる前の状態まで終了
隅切がはいり、家を建てる前の状態まで終了
六町地区の区画整理は12年目にはいる
六町地区の区画整理は12年目にはいる

 第二区画整理事務所の主な仕事は、都施行の区画整理事業と沿道一体整備事業です。
 東京都の区画整理事業は、関東大震災を契機として本格的に開始され、第二次世界大戦後の戦後復興、高度経済成長とともに既成市街地の改造、無秩序な市街化の防止・是正などを目的として実施されています。
 つまり、無秩序に開発された市街地に道路・公園などの公共施設を新設し、宅地の造成・利用促進を行うことです。
 そのために、権利者の皆さんから公平に土地を出し合って(減歩)いただき、区画整理後の宅地の利用増進と公共用地の整備改善を進め、権利者に土地(換地)の引き継ぎを行います。
 現在、秋葉原・汐留の大規模跡地と足立区六町・花畑北部、北区田端の5地区で区画整理事業を進めており、中には事業告示から22年目になる地区もあります。
 沿道一体整備事業は、木造密集地域における街路整備と沿道のまちづくりを一体に進め、延焼遮断や避難路等の機能確保を通じ安全で安心な都市作りを目指すもので、鐘ヶ淵と十条の2地区で実施中です。
 両事業とも、地域選定を行い実施しますが、そこに住む人や権利者の利害関係など複雑な問題も多く、長い年月をかけて関係者の理解と協力を得て進めています。
 そのため、相手側の事情に合わせて、夜間帯の折衝は避けられません。
 しかしながら、予算の制約もあり、超勤手当への「無言のプレッシャー」に対して、分会として、きちんと支給するよう取り組んでいます。
 耳慣れない言葉に「換地」「減歩」「保留地」などがあります。
 これらは、区画整理事業に特有の言葉ですが、職員は実際の業務を通じてノウハウを獲得していきます。『団塊世代の大量退職が進み、次の世代にノウハウを引き継ぐことが心配』と岡田さんは語ります。

六町地区を歩く

 区画整理対象地区の一つである足立区六町地区を歩きました。
 施行期間が長いことから、途中で突き当たる道路や金網で囲われた区画が目立ちます。
 聞けば、権利者からの苦情・相談等も数多くあり、地区事務所をはじめとして苦労しているとのこと。
 多くのことがマニュアルだけでは解決できないのです。
 『担当者は、人間関係の機微を含めて地区を理解するには相当の時間はかかりますが、一方で長く携わっている担当者は問題があると、地区を歩いていても呼び止められます』とのこと。
 人にとって、「住まう」ことはとても大きな問題です。そこに立ち入る、とても神経を使う職場だとしみじみ感じ入りました。

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