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こんな職場、こんな仕事(第48回)
都民要求に応えられる住宅政策の確立を
住宅支部 東部住宅建設事務所
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左から笠松さん、駒井さん、本間さん
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秋葉原に移転した東部住宅建設事務所 (写真の中央)
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事務所の引越しを2日前に終えたばかりの、都市整備局東部住宅建設事務所を訪ねました。秋葉原駅から程近い場所にあり、電気街の西に位置しており、電気製品好きにはたまらない立地にある建物で、2階から4階には、千代田清掃事務所が入っています。
東部住宅建設事務所は5階から8階ということで4フロアに分かれており、エレベーターはありますが、階段の上り下りがちょっと大変かも知れません。
迎えてくれたのは、東部分会の本間分会長さんと駒井副分会長さん、そして笠松分会書記長さんです。8階にある会議室でお話しをお聞きしました。
組合員の要望とり入れた職場環境づくり
本間分会長は、「移転にあたって、職場組合員の要望はかなり入れられた思う。設計・工事監理も自分たちでやりました」と語ります。
内装を行い、各階に給湯室を設け、トイレはシャワートイレが設置されていました。
分会活動として、年に何回も昼休み職場懇談会を開催し、お弁当を食べながら、職場の生の声を聞くようにしています。前の事務所はワンフロアーでしたが、今度は4フロアーに分かれているので、今まで以上にきめ細かな分会運営を心がけたいと決意を語っていました。
災害に強い住宅建設に誇りを持って
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引越を終えたばかりの事務所には見えません 整理された書類のなかで仕事に精を出す
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都営板橋清水町アパート(旧稲村住宅) 2007年6月竣工
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直営守り都民要望に応える新規建設を
東部事務所は、都営住宅の建設工事とスーパーリフォーム(住宅改善)工事の区部19区を担当しています。
職種も建築を中心に、事務・電気・機械と多彩で、業務も住民折衝、計画調整、設計、工事監理や用地買収など色々あります。
定数削減でギリギリの人員ですが、兎にも角にも連係プレーを大切にし、業務分担を横糸に職種のノウハウを縦糸に大量の業務をこなしています。
石原都政のもとで新規建設ゼロが9年続き、さらに、居住戸数以上に建替しない総戸数抑制政策のため、中層住宅を高層化し戸数を増やしても、近くの小規模住宅を廃止・撤去するので総戸数は減り、新規募集に回せません。
しかも、撤去した跡地は民活の名の下に財務局で民間に売り払われるケースが増えてきました。
諸先輩が苦労して用地買収し、建設してきた都営住宅を解体、その用地が南青山一丁目の民活プロジェクトのように大企業の食い物になっています。
技術の継承は若手職員の確保と育成
現場事務所の第一線で働いている組合員は、都営住宅入居への都民の熱い視線を肌で感じつつ、平均38倍(平成19年5月募集)を超える都営住宅への入居希望に応えるため、建替だけでなく、新規建設再開を強く要求しています。
10月に局から「来年度は定数削減、工事監理の一部公社委託」なる案が示されましたが、3日間で関係する組合員で職場懇談会を開き、所長への要求書にまとめ、早急な回答を求めています。
また、「技術の継承問題でも、当局は展望を持っていない。長期的視野で若手職員を確保し、職場の中で育成していくことが重要だと思う」「所では、委託先で教えると言っているが、それは難しいと思われる」とのことでした。
気温は低くても、秋晴れの日差しが執務室いっぱいに入って、引越しの荷物も殆ど片付き、明るく気持ちの良い事務所で、都営住宅への熱いお話を伺うことができました。
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